用語集

採掘(マイニング)

マイニングとは新たなブロックを生成し、その報酬として暗号資産(仮想通貨)を手に入れる行為のことです。一般的には、「採掘」を英訳した「マイニング」という名前で定着しています。

マイニングの役割は「暗号資産(仮想通貨)の新規発行」と「取引の承認」です。

暗号資産(仮想通貨)の新規発行とは、トランザクションを含んだブロックを生成する作業です。トランザクションデータは、ハッシュ値というデータで保管されます。また、取引の承認とは、トランザクションデータが書き換えられないように検証していく作業のことです。

マイニングの仕組み

マイニングには、「ハッシュ関数」という不可逆的な一方向関数を使います。

不可逆的な一方向関数とは、ある値を代入して計算するのは簡単な一方で、出てきた結果を見るだけでは代入した値が分からないという特性を持つ関数のことです。

ブロック内のナンス部分を変更することでハッシュ値を切り替え、マイニングが成功するようなナンスを探索します。さまざまな値を探索していく中で、ブロックヘッダー部分のハッシュ値が特定の条件を満たす場合にマイニングが成功となります。

一連の計算行為が、鉱山から宝を探し当てるほど困難なことから「マイニング」と名付けられました。

マイニングの種類

マイニングのやり方には、ソロマイニング、クラウドマイニング、プールマイニングの 3 種類があります。

ソロマイニングとは、ひとりでマイニングを行うことです。成功すると大きな収入を得ることができ、仲介者を介さないため手数料を払う必要がありません。

クラウドマイニングとは、マイニングを行っている団体に出資し、代わりにマイニングを行ってもらう方法です。資金を提供するだけで簡単に参加できます。マイニングを行う団体は電気代が安い海外でマイニングを行うため、電気代を安く抑えることができます。

プールマイニングとは、グループでマイニングを行う方法です。マイニングを行う集団をマイニングプールといいます。グループでマイニングを行い報酬を分配するため収入が安定する可能性が高い方法です。