ブロックヘッダー
各ブロックは、ブロックヘッダーという部分と元帳に追加するトランザクションの集まりからできています。
そしてブロックヘッダーには、Merkle Root のハッシュ値という欄があり、この部分には、そのブロックに入れる各トランザクションのハッシュ値を計算し、次に、2 つのトランザクションのペアのハッシュ値を繋いだものをハッシュするというようにバイナリツリー状に組み合わせて行い、最後に 1 つのハッシュ値にまとめた値を書き込みます。この Merkle Root のハッシュ値によって、ブロックに入れたトランザクションの値が書き変えられていないことを確認することができます。そして、タイムスタンプはこのブロックが作られたおおよその時刻を示しています。つまり、これで前のブロックを識別して、ブロックの繋がりであるブロックチェーンを構成しています。
分散システムであるビットコインでは、ブロックヘッダーのハッシュ値をブロックを識別する番号として用います。この番号は、単なる一連番号ではなく、ブロックヘッダーのハッシュであるので、ブロックヘッダーが改変されていないことも保証する機能を持っています。