ブロックチェーンの分岐(フォーク)
ブロックチェーンの分岐(フォーク)とは、同時に複数のブロックが採掘されたり悪意のあるノードがネットワークを混乱させようとしたりして、複数のブロックが同じブロックのあとに加えられるときに発生します。このとき、ブロックチェーンは分岐し、次のブロックを作成する採掘者は分岐したチェーンの中から一番長い枝(ブロックが多い枝)を選び、そこに自分のブロックを加えるよう計算を始めます。枝の長さに一定以上の差がついたら、短い方の枝は捨てられ、捨てられた方の枝を構成するブロックの採掘者は報酬を受け取ることができなくなります。よって、採掘者は、自分の枝のあとに他の採掘者が続くよう一番長い枝にブロックを加えるインセンティブをもつのです。このインセンティブにより、一番長い枝に採掘者が集中し、そして採掘者が一つの枝に集中することにより、チェーンが分岐しても一つの枝に収束するようになります。