二重支払

二重支払とは、すでに使用したビットコインを再び使用することです。ビットコインの取引は秘密鍵を持っている人が署名しなければ使えないのでコインの不正使用は防ぐことができますが、秘密鍵を持っている人が同じコインを 2 つの取引で使用することを防げません。ビットコインはブロックチェーンとプルーフ・オブ・ワークを導入することにより、二重支払を防ぐ仕組みとなっています。

ブロック生成時に二重支払の取引ははじかれるため承認された取引は二重支払の可能性が劇的に減ります。ただ孤立ブロックとメインチェーンのブロックで二重支払になる可能性はあります。これが 6 承認が推奨される理由です。

また悪意がなくてもトランザクション展性という攻撃により普通の取引が二重支払になってしまうケースがあります。ただしこの場合は意味的には全く同じ意味の取引が生成（トランザクション展性）されるので大きな脅威ではありません。