処理機能とは、「検査機能」等で検出された不正な HTTP 通信に対して、定義した処理を実行する機能です。この機能で定義できる処理方法は「通過処理」、「エラー処理」、「遮断処理」の 3 つがあります。
「通過処理」とは、検出された不正な HTTP 通信をそのまま処理、またはウェブサイトに送信する方法です。この処理方法は、一般的に、WAF の導入時に HTTP 通信を検証したり、検出された不正な HTTP 通信を記録する場合に設定されます。
「エラー処理」とは、検出された不正な HTTP 通信の代わりに、WAF がエラー応答を生成して、利用者またはウェブサイトに送信する処理方法です。
「遮断処理」とは、検出された不正な HTTP 通信を意図的に破棄する処理方法です。WAF が HTTP 通信を破棄する際には、「利用者またはウェブサイトに HTTP 通信切断応答を送信する」、「HTTP 通信に何も応答しない」といった方法が使用されます。