約定
約定とは、金融商品において売買取引が成立することを指す意味で使われる言葉です。
金融商品の取引では、売りや買いの注文に応える買い手や売り手がいなければ取引を行うことができません。約定という言葉は、売り手と買い手の条件が合致し売買が成立した状態を指します。
約定に関して、いくつかの注意点があります。
例えば、一度約定した売買取引は原則として取り消すことが出来ません。そのため売買は慎重に行うとともに、金額や数量等の注文内容は発注を行う前に十分に確認する必要があります。
その他の注意例として挙げられるのは、注文方法をうまく使い分ける必要がある点です。
例えば、売買取引では「指値注文」と「成行注文」という二つの基礎的な注文方法が存在します。指値注文は売買する価格を指定する注文方法です。買い注文であれば指値以下の価格、売り注文であれば指値以上の価格になるまで未約定の状態が続きます。一方、成行注文とは価格を指定せず指定量のコインの売買を実施する注文方法です。成行買い注文では、最も価格の低い売り注文に対して即座に注文が成立します。
各注文方法の特徴を理解した上で、適切な注文方法を選択することが大切です。
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