ブロックチェーン(Blockchain)とは
データが地理的に離れたサーバーに分散保持され、記録されたデータがなくならない(改竄不可能性)、また一部のサーバーが不正侵入されても動き続ける(ビザンチン耐性)という特長を備えた全く新しいデータベースです。
ブロックと呼ばれるデータ保管の単位が一定時間で生成され、コンセンサス・アルゴリズム(合意形成)という各サーバー間にて保持されるデータ検証モデルを持つことが特長です。ビットコインは誰もがアクセス可能なパブリック・ブロックチェーン上で動く最初のブロックチェーン・アプリケーションですが、セキュリティーの非常に高いデータベースの登場により、取引や残高に相当する数字を記録し、様々な攻撃に耐え動き続けるという高い信頼を得ることで仮想通貨としての価値が生まれました。
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- 改竄不可能性
(Immutability) - 各トランザクション(データ)は連続したブロックに格納されます。そのブロックに依存関係があるので、過去の一部を改竄した場合は、それ以降のトランザクションをすべて整合性がある形で改竄する必要があり、事実上不可能です。
- 改竄不可能性
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- ビザンチン耐性
(Byzantine Fault Tolerance: BFT) - ビザンチンノード(嘘つきまたは故障したコンピューター)が一定数存在しても、ブロックチェーンは正しく動き続けます。
- ビザンチン耐性
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- 単一障害点
(Single Point of Failure: SPOF) の排除 - 単一箇所が動かないと、システム全体が障害となる箇所。従来型のシステムではマスター、コントローラーや認証局等が単一障害点となります。ブロックチェーンに単一障害点はありません。
- 単一障害点
ブロックチェーンはミドルウェアであり、サーバー等のインフラ環境を問いません。またブロックチェーン技術は大きくアプリケーションとプラットフォーム(基盤技術)に分かれます。
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- ブロックチェーンアプリケーション
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ブロックチェーン API
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- ブロックチェーンプラットフォーム
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オンプレミス
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クラウドサービス
![bitFlyer Blockchain](https://msm07s-cdn.bitflyer.com/pub/common/top/bitflyer_blockchain.png)